修理の前に検査を!雨漏り検査の特徴と比較

様々な雨漏り検査方法

一概に、雨漏り検査・調査と言っても様々な手法があります。ここでは検査方法の特徴やそれぞれの検査のメリット・デメリットを紹介します。

紫外線投射法(発光液を使用した検査)

特徴
雨水が浸入しそうな箇所から紫外線に反応して発光する専用の検査液を流し込み、紫外線ライトで照らして浸入口を特定する方法。
メリット 水だけを使用した検査では、複数箇所に散水した場合のタイムラグによって雨水の浸入箇所の特定を誤るケースがあるが、そういったミスを最大限にカバーし、しっかりと原因(浸入口)を特定することができる
デメリット 外壁面内部のシートや屋根のルーフィング(防水材料)の亀裂等によって、浸入口の範囲を絞り込めない場合などには適さない
こんな建物におすすめ 木造・鉄骨造・RC造、どんな建物の検査でも適しています。

HOUSE,Dr!名古屋では、「紫外線投射法」の雨漏り検査を行っています。

OUSE,Dr!名古屋が採用する「紫外線投射法」について
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そして、このほかにも様々な検査方法があります。こちらでは、いくつかの雨漏り検査方法をご紹介します。

シート養生による検査

特徴
一定期間かけて経過を観察していく、古くからある検査法。条件に不備があると、正しい結果が出ないこともある(散水・注水、局部破壊・点検口も同じ)。
パラペット部(建物の屋上やバルコニーなどの周囲につくられる壁)などの雨漏りが疑われる部分をシートで覆い、漏水の有無を観察していく。
メリット 小規模で特殊な部分に適している
デメリット ・長期間の観察が必要
・単に、原因箇所が立ち上がり部か平面部にあるかの判断までしかできない
こんな建物におすすめ 木造の建物には適していますが。鉄骨造は一部適さない場合がります。RC造のあまり適さないのでオススメできません。

散水・注水による検査

特徴
シート養生や局部破壊・点検口による検査と同じく、古くからある検査法。雨漏りが疑われる部分に水をまき、漏水の有無を調べていく。
メリット ・比較的、パラペット部の防水納まりの調査に適している
・視観察の補充手段として採用しやすい
デメリット ・高度な技術判断が必要
・適用場所がかぎられる
こんな建物におすすめ 木造の建物には適していますが。鉄骨造は一部適さない場合がります。RC造のあまり適さないのでオススメできません。

局部破壊・点検口による検査

特徴
シート養生や散水・注水による検査と同じく、古くからある検査法。雨漏りが疑われる部分の防水保護層を撤去し、直接防水層や屋根裏を観察していく。
メリット 内部を直視するため原因の一端が判明する
デメリット ・小さな損傷はわかりにくい
・既存の構成材を傷めてしまう
・天井や内装材に穴をあけたりはがしたりするため、コストがかかり外観にも影響が出る
こんな建物におすすめ 木造の建物には適していますが、鉄骨造やRC造の場合は一部適さない場合があります。

赤外線法(サーモグラフィ赤外線法)

特徴
一定の物理的法則によると、建物には漏水がある部分と健全な部分に温度差が生じるため、赤外線装置によって表面温度を測定し、内部の浸透水の有無を判定する方法。
メリット ・具体的な資料が得られるため、漏水の有無が明らかになる
・屋上や外壁の壁体内、防水層とスラブの間にたまっている水を探すのに適している
・一般には、露出防水層または外断熱材(露出防水)などの調査に適している
デメリット 雨水の浸入口を特定するのは難しい
こんな建物におすすめ 木造や鉄骨造には適さないですが、RC造の建物には適しています。
052-819-6881

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